Myspaceって海の向こうじゃ有名なSNSらしいが、自分にとってはwebストレージサービスのイメージの方が強いw
それで気になって、idriveとか懐かしのキーワードで検索してみた。

音楽配信メモBBSのキャッシュ

135 名前:Anonymous User 2004/05/18 23:10
今日のMXの記事に関してですが、FTP交換をやっていた人たちがMXへ「交換文化」を持ち込んだというのはちょっと違うと思います。そもそも、海外でもFTP交換という文化はあったのになぜMXでは日本だけで交換派が主流になったのかということは津田さんの説では説明できないと思います。私の記憶が確かならば、MX登場前のWeb割れが全盛だった頃でもFTP交換をやっていた人ってのは少数派で、MXの黎明期にMXに手を出すFTPユーザーはほとんどいませんでした。当時の2ちゃんのダウンロード板のFTPスレの過去ログを見れば分かると思いますが、むしろコアなFTPユーザーはMXを見下していたと言った方がいいかもしれません。FTP派ってのはかなり排他的なとこがありましたし、その頃のMXはFTPと比べると遙かに使いにくいソフトでしたから、わざわざ手を出す必要もなかったんです。

そもそも、MXが日本で普及し始めたのは2001年の春頃だったと思いますが、2ちゃんのダウンロード板の開設は2000年の12月です。この時点で、「MXに交換文化が持ち込まれた後、ダウンロード板ができて〜」という津田さんの説は成立しません。私の記憶では、一番最初にMXを使い始めたのはナップやグヌーテラを主に使っていたユーザーで、ダウンロード板で独立したMXスレができる前は、MXの話題はナップスレやグヌーテラスレで語られていました。この頃はまだ日本人ユーザーは少なかったですから彼らは主に海外のユーザーを相手にしていましたし、もちろん交換派・共有派という概念はありませんでした。


136 名前:続きです 2004/05/18 23:12
この2001年の春というのはMySpaceやiDriveのサービス停止に象徴されるように、それまでメインだったweb割れが衰退に向かい始めた時期なんです。MXが急速に普及した理由というのは単に使いやすいツールだったというだけでなくて、そういう時代背景もあるんです。web割れからMXへの移行が進み日本人ユーザーが増えて日本語のファイルが流通するようになり、さらに使用人口が増えるに従ってユーザー間での様々なトラブルが起こるようになり、その過程で交換派・共有派の是非が議論されるようになったと思います。そして、私の記憶では、熱心に交換文化を説いていたのはFTPユーザーではなくてweb割れから流れてきた人たちでした。

個人的には、日本で交換文化が定着した理由は単にそれが日本人の気質に合っていたからだと思います。パソ通時代やweb割れの初期はどうか知りませんが、web割れが一般化した頃はDOM(Download Only Member)が最も嫌われる存在でしたし、それを避けるためにあゆ板という強制レス方式の掲示板が登場しました。また、海外では一般的なIRCでのWAREZの配布という方式も日本では定着しませんでしたし。日本のWAREZ界には元々見返りを求めずにシーンのために貢献するという考え方が希薄だったように思います。よって、その結果としての交換文化ではないかというのが私の考えです。

以上、長々と駄文を書いてすみませんでした。


139 名前:Anonymous User 2004/05/19 05:27
>>135
さらに補足すると、
初期のWinMXNapsterの互換クライアントの1つで、Napsterにはなかったレジューム機能を備えていました。Napsterは途中で転送が切断されてしまうことが多かったので、WinMXに乗り換える人が増えたわけです。その後、Napsterの仕様変更を受けて、WinMXは独自のプロトコルを搭載。結果として、この独自プロトコルによってWinMXは支持され生き残った、というところでしょうか。

元々がNapsterの互換クライアントなのだから、Napsterから流れてきた人が多いのは当然ですね。


140 名前:津田 ★ 2004/05/19 14:33
>>139
ですね。そのあたりはMXの本でも触れてます。訴訟でNapster
ネットワークが使い物になったときに、さまざまなNapster互換
ソフトは路線変更を余儀なくされたわけですが、MXはWPNPを
導入したことで結果的に大きくユーザーを増やしていきました。
あのとき、2バイト対応がなければ日本におけるファイル交換
文化ってどうなっていたのかなぁとは思いますね。


141 名前:135 2004/05/19 21:41
しつこくてすみません。

追記でリンクが貼られている掲示板でも話が出ていますが、
FTP交換は海外でも盛んだったと思うのですが・・・。
そもそも、FTP交換に必須のレート機能を実装したftpdってのは、
ほんとんど全てが海外製でしたし・・・。
当時は海外の告知板を定期的に覗いてましたけど、
全盛期のpleaseと同じくらい繁盛していました。

確かにFTP交換とMXの交換は基本概念は一緒ですけど、
直接の影響はなかったような気がします。

あと、おっしゃる通り2バイト文字が通るってのが大きかったですね。
日本でMXが普及しなければWinnyもなかったかもしれないわけで、
そういう意味ではどうなっていたかは分かりませんね。

〜2000年くらいまではweb割れ(あゆ版、なゆ板、寒凸、愛銅鑼、etc)
1999年〜オーバーラップするようにP2P(Napstergnutella、MX、ny、BitTorrent、etc)の時代か。

FTPIRCやhotlineは氏らねw
あとnetnewsってどうなってんだろ?